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自由を考える

自由を考える—9・11以降の現代思想
東浩紀、大澤真幸
NHKブックス、2003.4.30

規律訓練型権力から環境管理型権力への時代の変化のなかで変化する「自由」の意味についての対談。環境管理型権力とは、たとえば、マクドナルドで椅子の固さによって客の滞在時間を調整すると、客はそれを権力と認識せず、固い椅子に長時間座れないという動物的な理由で席を立つ、そのような人間の動物的側面に直接働きかける権力のあり方。

「環境になるということは、それ以外の可能性があったんじゃないか、と問うことそのものがなくなってしまうことです。ウィンドウズが『環境』になったのは、その意味ではここ数年の話かもしれません。ほんとうだったら、マイクロソフトが支配しなかった別の歴史がありえた。世界中がマッキントッシュになっていたり、世界中がリナックスになっていたりしたかもしれない。でも普通はそんなことは考えない。だから、コンピュータを使うということ=マイクロソフトを使うということになっている。そして世界がいちどこうなってしまえば、僕がもしマイクロソフトを憎んでいたとしても、ウィンドウズに頼らなければ仕事にならない。」(p.48)

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