映画『けいおん!』

映画『けいおん!』
ユナイテッドシネマ豊洲
監督:山田尚子
出演:平沢唯(豊崎愛生)、秋山澪(日笠陽子)、田井中律(佐藤聡美)
   琴吹紬(寿美菜子)、中野梓(竹達彩奈)

『けいおん!』の映画版。卒業式を前に、軽音部4人と後輩の梓はロンドンへ卒業旅行に出かける。ロンドンで演奏することになったり、さわ子先生が突然現れたり、色々ハプニングがありつつ無事に帰国。登校日の朝、教室で最後のライブをし、部室で梓のために書いた曲を4人で演奏する。

女子高生が卒業旅行でロンドンに行くのか?という現実的な疑問や、今時の女子高生はもっと打算的だろう、という突っ込みはさておき、殺人・暴力・恋愛な・鬱などの余計な心配をしないでふわふわと鑑賞できるファンタジーとして安心して見られた点はよかった。

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『「本屋」は死なない』

『「本屋」は死なない』
石橋毅史
新潮社、2011/10/30、¥1,785(L)

 元出版社勤務の著者が、全国でカリスマ書店員と言われる数人をインタビューし、TSUTAYAに代表されるただ本を並べるだけの倉庫としての書店と、棚を作り客とコミュニケーションをする書店について考察し、本屋の行く末について考える。とはいっても、いかにして「書店員」のいる本屋が今後どのように存在できるか、といった方向に考えていて、あまり論理的な裏付けのある話になってはいない。著者の中ではカリスマ書店員がいる書店が理想で、TSUTAYAや蔵書数を誇るだけの大型書店は悪だという先入観があるために、いくらインタビューを重ねてもバラ色の未来像は浮かんでこない。結果として、ところどころ面白い話は出てくるにせよ、本としては「全国でその筋の人には有名なカリスマ書店員の話を聞きました」、というだけの本になってしまっているのが残念。

伊藤清彦の推薦する南相馬市立中央図書館は一度見てみたい。

●大型書店には毎日、大量の新刊が入荷する。そのひとつひとつを売場のどこに並べるかを決めるには、ろくに読みもしないのに内容がわかっているという特殊な能力が必要になる。ずっと以前、[ひぐらし文庫・原田真弓]にコツを聞くとそれはこういうものだった。
 タイトルと装丁を見る。目次を見る。キーワードだけに注目して、立ったまま、または歩きながら三十秒読む。それだけでわかる。わからない本は商品として弱いと判断するしかない。例外は常にあって、三十秒ではわからないけど引っかかりを覚えた本は、あとでちゃんと読んでみる。[略] 毎朝、必ずやるのはその三十秒の繰り返し。自分の持ち場の箱を開けてから十分、十五分でそれを終わらせる。(p.13)

●新風舎の商売は詐欺的だという批判が常にあったのは事実だ。[略] だが新風舎の経営が傾いた要因は、詐欺的商法だという批判から客を失ったせいではなく、同業他社とのダンピング競争に陥って収益のバランスを崩し、自転車操業に陥ったためである。[略] 倒産までの数年間の新風舎は、文章といくつかの写真を載せて作るような一般的な自費出版本であれば、百万円をわずかに超える金額か、場合によってはそれ以下の値段で請け負うことが多かった。(p.56)

●伊藤[清彦、元さわやか書店店員] のように次々と日の当たらない本を売れ筋に仕立てることを得意とする一書店員の成果を、取次や出版社はPOSデータを通じてすぐにキャッチし、全国的な販売につなげる手法を確立しつつある。(p.130)

●「小説ひとつとっても、多くの書店員はせいぜい千冊から二千冊、ヘタしたら数百冊かそれ以下の読書しか積み重なっていない。田口[幹人さわやか書店店員] は、数千どころか万単位の読書体験から『安政五年の大脱走』に目をかけている。パソコンや携帯の画面上でみれば、田口と他の書店員が一緒に『いい本だ』『売りましょう』と言い合っているよ。でも、二人は同じではない。読書量の違いは、インターネットにちょっと書くものを見ていればわかる。田口は突出していると思うが、彼一人だと断言はしないよ。僕よりずっと年下でも、これは半端じゃなく読んできたろうなとわかる書店員もいる」(伊藤、p.140)

●ミスしたときに、自分にシラけちゃだめ。そこからいくらでも立て直せるんだから。(定有堂書店・奈良俊行、p.172)

● [元リブロの今泉正光は] 休日も、全然休まなかったみたいだよね。chしゃに合ったり、担当した分野を理解するために専門家のところへ通って勉強したり。それと売上スリップを家に持ち帰って仕分けして、分析する。おそらく大変な量だったと思う。話をきくたびに、俺はそこまでやってるか、って自分に問うようにしてた。
 伊藤が今泉を尊敬する理由は、行為の量にあった。純粋な努力と情熱に優るものはないという極めてシンプルな教訓がそこにはある。(p.236)

● 本屋同士でつながんのはもうやめたほうがいい。他の商売の奴とのほうが広がるよ。あと仕事のきついって話は、もうナシにしたほうがいい。労働ってのは、きつけりゃきついほど意味がある。きつい労働からしか得るもんはないんだよ。(ちくさ正文館・古田一晴、pp.246-247)

● 本屋のひとってみんな、この本は面白いですよって、内容の話をするじゃないですか。インターネット上でもみんなそれを語っているし、おすすめの本は、と雑誌で聞かれたりもして。これを続けている限り、本屋が本を売る理由って、どんどん弱くなっていっちゃうと思うんです。
 ガワの部分、そこを含めて本を語ることを意識しないといけないんじゃないか。紙を束ねていて、文字の美しさとか表紙のデザインがあって、手触りや重さがあって、そういう製本されたモノとして紹介する。文章のすばらしさはもちろん重要なんだけど、製本された状態をひとつの総合芸術として紹介しなきゃいけないんです、私たち本屋は。(原田、p.257)

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『ザ・ラストバンカー 西川善文回顧録』

『ザ・ラストバンカー 西川善文回顧録』
西川善文
講談社、2011/10/14、¥1,680(丸善本店)

 元三井住友銀行頭取の著者による回顧録。
 安宅産業の処理、磯田一郎氏の暴走とイトマン事件処理、三井銀行との合併、わかしお銀行との逆さ合併とバブル崩壊後の不良債権処理、日本郵政社長就任と亀井大臣による辞任要求など、それぞれの時代に大きなニュースとなった出来事が西川氏の視点からまとめられている。それぞれの事件や出来事については過去の新聞などを見ればわかるだろうし、おそらくあえて本書に記載しなかった事柄もあるだろうが、一人の人生の集大成として一冊にまとめられたことに意味があると言える本。
 面白かったのは、当時の磯田頭取がマッキンゼーを入れて組織改革したことが後の融資審査の甘さとなって暴走を生んだと指摘していること。また、三井住友の後継頭取に、本当は奥正之氏ではなく宿澤広朗氏を念頭においていたということ。宿澤氏が早逝したため実現しなかったが、もし宿澤頭取が実現していたらその後の経過がどのようになっただろうか、と興味深く読んだ。

●私は調査部にいた六年半というもの、帳簿など財務資料の読み込み方を徹底的に鍛えられることになった。[略] 本当にいろいろなお客がいた。いい会社とも、よくない状態の会社とも付き合った。そしてわかったのは、会社はやはり最後は人だということだ。
 中堅中小企業は、経営者の考え方ややり方がそのまま会社全体に影響するから、私たちは特に重視した。
経営者が信頼できないのに財務内容だけがいいなど、まずありえない。会社の状態がいいからといって、先のことを展望せずに守りに徹するようになった経営者の会社もダメになる。(p.49)

●[不良債権の処理など] 自分が火の粉をかぶってでも、いまやらなければならないことを先送りせず、率先垂範、先頭に立ってやる。それを見て部下たちも進んで仕事をする。経営の責任者とはそういうものではないだろうか。
 リーダーシップの要諦を理解しないマスコミの記者たちは、私のようにトップが自ら動くと「西川の独断」などと言って批判する。[略] 私の頭取時代は外部環境が日々刻々と変化していた時期だった。それに対応していくにはこちらも日々刻々の変化、スピードが要求される。組織が危機に瀕した際にはとりわけスピーディーな経営判断が必要になる。スピーディーにものごとを進めるためにはトップが率先して動くしかない。(p.208)

●リーダーシップとは、直面する難題から逃げないことである。
 リーダーが逃げないから部下も逃げないし、前のめりで戦う。経営の責任者とはそういうものではないだろうか。(p.301)

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『裸でも生きる』

『裸でも生きる――25歳女性起業家の号泣戦記』
山口絵里子
講談社、2007/9/22、¥1,470(丸善本店)

 数年前から各種メディアでしばしば取り上げられてきた著者の自伝。小学校でいじめられ、中学校で不良になり、高校で柔道県大会優勝をし、一芸で入学した慶応SFCの竹中ゼミで開発経済を勉強し、インターンで働いた国際機関のあり方に疑問を感じて最貧国バングラディシュをその目で見て、現地大学院に入学。商社の現地事務所でバイトしている時に見たジュート生地で鞄を作ることを思いつき、鞄工場を探しながら何度も騙され、信用できる人物に現地を任せることでやっと軌道に乗せる。

 著者の経歴と突破力には驚嘆するしかない。「がんばればできる」というレベルではないので、本書を参考にして何かをしようと考えても多分無理だろう。ただ、本書に関連してたまたま目にした商工ジャーナル2012.1号の取材記事での「継続する中で、客観的な分析も大事だと思うようになりました。ただ、ゼロを一にするときの突破口は個人の主観しかありません」(p.65)という考えは参考になる。

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2011年の10冊

2011年に読んだ104冊(内再読1冊)の中から選んだ、今年の10冊。

1. 『センセイの鞄』:多分ここ数年で圧倒的に一番の小説。
2. 『憂鬱でなければ、仕事じゃない 』:賛否両論はあっても見城の刺激的な言葉は力になる。
3. 『映画の構造分析』:映画の表面的なストーリーと象徴的意味についてわかりやすく学んだ。
4. 『趣都の誕生』:萌えるアキハバラの歴史的考察。
5. 『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』:地震後の不安定な世情で精神安定剤的に機能した本。
6. 『米国製エリートは本当にすごいのか?』:著者のバランスの取れた分析は参考になった。
7. 『ビブリア古書堂の事件手帖』:ミステリー部分と淡々とした日常の描写の混在が不思議な空気感。
8. 『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』:文学界重鎮による紙の本への愛情溢れる対談。
9. 『新人OL、つぶれかけの会社をまかされる』:マーケティング入門としてとてもわかりやすい。
10. 『下町ロケット』:小説ではあるが、中小企業でどこまでできるかを描いていて勇気づけられた。

 2011年は、3月を除いて年間通してほぼ同じペースで読み続けた。地震後の色々不安定な時期に精神を平穏に保つために静かな本を求め、『かのこちゃん』や『ビブリア古書堂』がとても心を穏やかにしてくれた。その後は小説とともに思想的な本を少し読み、経営に関する本はあまり読まなかった。今年一番の収穫は川上弘美を発見したこと。何気なく手に取った『センセイの鞄』に深く深く心を揺さぶられ、小説の力を久しぶりに感じた。選外にはなったが、『R.O.D』シリーズや『万能鑑定士Q』シリーズは面白く読んだ。

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『ストーリーメーカー 創作のための物語論』

『ストーリーメーカー 創作のための物語論』
大塚英志
アスキー新書、2008/10/10、¥790(ジュンク堂新宿)

 書中の30の質問に答えて行けば誰でも物語が作れる、という惹句の本。
 著者も述べているように30の質問に答えることはある程度労力を要する作業なので、「誰でも」できるかどうかは疑問が残るが、実際に大学の講義で使用しているメソッドを新書にまとめたものなので、適切な指導があればおそらく物語を作ることは可能だろう。
 ただ、本書の価値はそちらよりもむしろ物語論の解説にあると考えるのが適当。プロップの『昔話の形態学』やボグラーの『神話の法則』等を引き、すべからく物語は決まった構造に帰納することができ、そうであるならばその構造を演繹することで物語を作ることができるし、村上春樹や中上健次は多分にその手法で小説を書いた、というのが本書の主旨である。特に、最近は政治の世界でも物語論に従ったシナリオで国民が熱狂した例があることなどを述べており、非常に説得力のある内容だった。
 もちろんすべての小説や映画が大塚のいう物語論に従っているとは限らないが、一つの考え方としてわかりやすく、一読の価値はある。
 少し残念だったのは、校正漏れが多く、誤字脱字によって読みづらい文や意味の取れない文があったこと。

●現在の日本でそこそこに名の知られているまんが作品の大半が実はハリウッド映画に映画化権が渡っているのは、その「ストーリー」に海外から見た時の価値があるからです。ジャパニメーションと呼ばれる日本のまんが、アニメーションを日本人自身は「萌え」や「オタク」や「コスプレ」としてしかプレゼンテーションできない現状との乖離がここにあります。(p.106)

●『キャラクター小説の作り方』で示したように、イラク戦争という根拠なき戦争に対して人々から批判的能力を奪ったのは、あの戦争がハリウッド映画の文法通りに進行していった、すなわち、「戦争」を解釈する思考が経済でも思想でもなく「物語論的な因果律」に取って代わっている、という事態でした。ようやく今になってそのつけが回ってきた「小泉改革」においても、それを国民が熱狂的に支持した「郵政選挙」もまた、イラク戦争と全く同じ物語構造をもち、いわば両者は物語論的には「ヴァリアント」であることについては同書の文庫版で示しました。(p.149)

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『明日のコミュニケーション』

『明日のコミュニケーション』
佐藤尚之
アスキー新書、2011/10/11、¥780(ジュンク堂新宿)

『明日の広告』の続編。SNS時代の広告手法はどうなるかについて書かれた本。

何らかのSNSを使っている人間には目新しい内容はあまりないように思う。本書の内容を一言で要約すると、今後の企業広告は「ロングエンゲージメント」と「共感」が大事、ということになろうか。ただ、そのたりは『ソーシャルメディア進化論』でも言葉こそ違え延々と述べられていたし、最近の類書であれば一様に指摘している。

本書で注意を引いたのは、著者が鳩山元首相にツイッターの利用を進言して鳩山氏が人の話を良く聞く人だなあと感心した(p.33)り、菅元首相に進言して米国、英国、中国、韓国、ロシア、フランスの海外7紙に援助への感謝広告を出したことを自慢したり(p.71)といった部分。震災直後などもっとクリティカルな部分でtwitter等が利用されていたことを思い起こすならば、著者の例や認識は今ひとつ呑気だと思わせる。

また、Googleのリンク数による客観的順位よりも友人知人の推薦の方が常に役に立つと無条件に前提しているが(p.140)、どちらが役に立つかは場合によって変わるはずで、そのあたりの無邪気さが気になった。他にも本書にはこういった前提を論証しないまま「これはこうなのだ」と主張してしまっている部分が散見されたこともあり、今ひとつ説得力に欠けた。

民主党支持の人には気持ちよく読める本。

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『パプリカ』

『パプリカ』
筒井康隆
新潮文庫、1992/1/1、¥700(BO¥400)

精神医学研究所に勤める千葉敦子は超一流のサイコセラピストであると同時に、患者の夢に侵入し無意識の原因を探って治療する夢探偵パプリカの顔を持つ。
前半はパプリカの活躍を描くが、研究所の開発した人格を破壊するほど強力な治療テクノロジー「DCミニ」をめぐる争奪戦が始まると、後半は物語世界が崩壊していく。

『文学部唯野教授』でも出てきたようなホモの腰巾着研究員が本作でも出てくるが、筒井には何かそのあたりにこだわりでもあるのだろうかと感じさせるほど同性愛の描写が出てくる。また、パプリカの人物像は優しくて、何でも言うことを聞いてくれて、最後は気持ちよくさせてくれて、というように男性に都合の良い女性という感じ。


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『ガリレオの苦悩』

『ガリレオの苦悩』
東野圭吾
文春文庫、2011/10/10、¥680(ジュンク堂新宿)

探偵ガリレオ湯川学シリーズ第四弾。知らずに買ったが、テレビドラマですでに見たプロットのものだった。どちらが良い悪いということではないが、できれば小説を先に読んだほうがドラマの機微を楽しめた気がする。

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『コラプティオ』

『コラプティオ』
真山仁
文藝春秋、2011/07/30、¥1,800(L)

日経の書評他で推薦されていたので読んでみた。

東日本大震災後の日本。既成政党に倦んだ国民の前に強いリーダーシップを持った宮藤が首相として現れる。停滞する経済を立て直すため、原発輸出を柱とする経済政策を打ち出し、国民の支持を集める。
宮藤の政策秘書白石は、自らの原発政策が実行されたことで忠実に宮藤に仕えるが、原料のウラン確保のためアフリカの内戦国ウエステリアとの関係を強める宮藤に疑問をいだく。一方、白石の同窓生で新聞記者の神林は、原発政策のために行われた強引な民間企業国有化に疑問をもち、取材を続けるうちにウエステリアでのウラン権益に不正の痕跡を見つける。

アマゾンなどでも高評価だったが、自分はあまりノれなかった。登場人物に現実感がない。白石と神林は慶応卒という設定だが慶応っぽくないし、宮藤は人物というより「こんな総理がいたらいいな」的な記号が動いているようだし、新聞記者はいやに一生懸命仕事をしている。

もう一つの違和感は、旧来型メディアである新聞が大きな役割を果たす一方、作中にインターネットがまったくといっていいほど取り上げられていない点。東日本大震災後は官民ともtwitterなどで積極活用で情報共有をしながら援助活動を行っていたのは記憶に新しい。むろん、新聞も重要であることは間違いないだろうが、ネットがまるでないかのように扱われていることで、大震災後の設定にも関わらず、本作に昭和の空気感を漂わせている。あまり小説の設定を複雑にしすぎないための配慮かもしれないが、その辺りで自分の感覚とのずれを感じた。

一通り面白く読み進めたが、読みながら「なんかちがうなぁ」と呟いているうちに読了。

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