『すべての教育は「洗脳」である 21世紀の脱・学校論』

『すべての教育は「洗脳」である 21世紀の脱・学校論』
堀江 貴文
光文社新書、2017/3/16、¥799

表題の通り、教育は「してはいけない」を教え込み、洗脳する機関であることをそもそも学校が工業社会に適応する人間を作るために生まれたところから説き起こす。

今のネット時代に対応するためには「いい子ではいけない」というのは非常によくわかる説明だった。

▲希少性は「要素タグの掛け合わせ」によって生み出せる。100分の1、つまり100人の中で1番になれるものを全く違う三つの分野で目指せば100万分の1の人材になれる。(p.150)

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『旅猫リポート』

『旅猫リポート』
有川浩
講談社文庫、 2017/2/15、¥691

野良猫のナナは、交通事故の時に助けられたサトルと暮らし始めるが、事情があって飼えなくなったサトルがナナを連れて最後の旅にでる。

最初はなぜナナを手放すのかわからないが、話が進むにつれて次第にサトルの体調に異変がでることで明らかになる。よくある話なのだが、有川浩の筆がうまく、最後まで引き込まれて読んだ。

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『活版印刷三日月堂: 海からの手紙』

『活版印刷三日月堂: 海からの手紙』
ほしおさなえ
ポプラ文庫、2017/2/3、¥734

三日月堂シリーズ第2巻。弓子の営む三日月堂も順調に営業をし始めた中で、川越に住むさまざまな人がそれぞれの事情で活版印刷を頼む様子が描かれる。

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『活版印刷三日月堂』

『活版印刷三日月堂』
ほしお さなえ
ポプラ文庫、2017/2/3、¥734

故郷を離れていた弓子は、祖父が活版印刷所を営んでいた家に戻って暮らし始める。最初は印刷をするつもりはなかったが、依頼を受けて印刷を始めることで、物語が生まれる。

活版の時代を知っているので懐かしく読んだ。

●市倉森太郎。この名前を何度かいたことか。保育園時代の服や下着、着替え袋に昼寝用シーツ。あの頃は全部ひらがなだったけれど。小学校に上がった時の、上履き、体育着、教科書。色鉛筆やクレヨンの一本一本、算数セットの細かい部品の一つ一つにまで名前を書かなければならなくて、何時間もかかった。その文字が綺麗に並び、懐かしい三日月堂の紙に刻み込まれている。(p.59)

☆名前を書く機会があと何回あるか、と考える時、その一回一回が大事なものだと気付かされた。

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『ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~<ビブリア古書堂の事件手帖>』

『ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~<ビブリア古書堂の事件手帖>』
三上 延
メディアワークス文庫、2017/2/25、¥702

ビブリアシリーズの最終巻。今までの伏線が基本的には綺麗に回収されて終わる。栞子の母の企みがあまりにうまく決まるのは多少どうかとは思ったが、これまでの物語の終わりとしてはふさわしいと思った。

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『僕はそれでも生き抜いた』

『僕はそれでも生き抜いた』
春山 満
実業之日本社、2013/6/20、¥1,028

進行性筋ジストロフィーにかかった著者が、いかに事業を立ち上げ、様々な障害を乗り越えて生きたかを語った本。すでに著者はなくなっているが、これだけのパワーのある人間は健常者でもなかなかいないのではないか。

●まずは素直に学ぶ。何かを感じたら、素直に尋ねる。そして徹底的に調べる。これを繰り返し繰り返し行って、徹底的に狭く、深く、掘り下げていった。(p.100)

●「縁尋機妙(えんじんきみょう)」という言葉がある。いい縁を大事にすると、必ず月のいい縁にたどり着く。一方で、悪い縁に絡まれもがくと、必ず次の悪い縁を引き連れてくる。(p.115)

●「得意澹然、失意泰然(とくいたんぜん、しついたいぜん)」六然。(p.161)

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『E=mc2――世界一有名な方程式の「伝記」』

『E=mc2――世界一有名な方程式の「伝記」』
ディヴィッド・ボダニス (著), David Bodanis (著), 池内 了(解説) (著), 伊藤 文英 (翻訳), & 2 その他
ハヤカワ文庫NF、2010/9/22、¥950

エネルギーと質量等価の法則を発見したアインシュタインの話から、原発の発明に至るE=mc2という等式をめぐる物語。

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『封印された東京の謎』

『封印された東京の謎』
小川 裕夫
彩図社、2014/3/24、¥700

東京の様々な歴史的な謎を解き明かす。知っていることも多かったが、青山公園の一部が未だにアメリカに不法占拠されていることは知らなかった。

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『最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常』

『最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常』
二宮 敦人
新潮社、2016/9/16、¥1,512


藝大生の奥さんを持つ小説家の著者が、あまりに面白いので自分の興味から藝大を取材して、一般人にはうかがい知れない藝大の裏表を面白おかしく描き出す。というより、そこに在籍する学生たちが、その生態を描くだけで面白くなってしまう特性の持ち主ばかりだということなのだろう。勉強にもなり、面白くもある、お得な本。

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『バブル:日本迷走の原点』

『バブル:日本迷走の原点』
永野 健二
新潮社、2016/11/18、¥1,836

タイトル通り、日本経済が経験したバブルを、その淵源から説き起こし、崩壊に至る道筋を精緻に振り返って行く。日本経済新聞社の記者だっただけあり、大変力強い筆致で最後までダレることなく読ませる。自分が同時代を経験したこともあり、大変面白く読んだ。

●バブルとは、グローバル化による世界システムの一体化のうねりに対して、それぞれの国や地域が固有の文化や制度、人間の価値観を維持しようとした時に生じる矛盾と乖離であり、それが生み出す物語である。(pp.7-8)

●会社の経営をギリギリのところで守るのは、運や偶然ではない。いつの時代も、現場への信頼と、組織としての規律、そして経営者の決断である。(p.150)

●日経が生み出した「財テク」という言葉は、その内容をしっかりと吟味して定着させるべき言葉だった。「営業利益」から「経常利益」が企業評価の新しい基準になることは、同時に、為替、金利、株式などの市場のリスクが、営業外の収益を通じて、経営を大きく左右する時代を迎えたということだった。(p.152)

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